FITチャリティー・ラン、、


国立競技場で行なわれた『FITチャリティー・ラン2008』にビッグイシューのブースが設けられ、、販売者さんたち数名もBI誌販売に行ってきました、、。
『FIT』というのは、、東京の金融サービス企業(ほとんど外資系)の人たちが、ラン、ウォーキング、リレーなどに参加して、、お金を集め(参加費と寄付)、、それをチャリティ団体に寄付する、、とゆ〜ものだそ〜です、、。
そして、今回、、ありがたいコトに、、ビッグイシュー基金が、、支援を受けられる10団体の一つに選ばれたんです、、。


朝、現地に向かう途中、、電車の窓から、、
祝日だというのに、、中野駅前で朝早くから販売しているBI販売者さんの姿が見えました、、。
後でスタッフの方から聞いたところによると、、
最近、入った販売者さんで、、
以前、中野に立っていたBI卒業生『中野の修ちゃん』を見習って、、「よし、自分も、、」と頑張ってるのだそ〜です、、。
注!)『中野の修ちゃん』について↓
http://www.bigissue.jp/vendor/vendor75.html




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国立競技場に付くと、、すでにブースは出来上がっていて、、スタッフさんや販売者さんたちも来ていました、、。

カメラマンT氏(高松さん)の撮った販売者さんたちの写真もありました、、↓


ボクなどは、、
販売者の藤田クンと、、組んで、、競技場の中で売るコトになりました、、。


細川博士と、、阿部さんは、、別の場所で売っていました、、。

ド、ドドドドッ、、!!(汗)
ものすごく、たくさんの参加者が走ってきました、、。

金目鯛さんや、、ミスター・Tさんたちのチームは、、会場の中を、、移動しながら売り歩いていました、、↓

チャーミングなボランティア、、金目鯛さん↓


幾つかの競技が終わったところで、、
関係者や、支援を受ける団体が紹介され、、各代表者が集まり記念写真を撮りました、、。


その後で、、2キロ・ウォーク種目が始まりました、、。
距離が短いので、、みなさん楽しそうに参加しています、、。

そして、、ビッグイシューのボランティアさんや、、販売者の阿部さんも出場するコトになりました、、。

阿部さんは背中に、、ビッグイシューの広告とドラエモンを付けて参加しました、、。

みんなに、、手を振りながら、、ゆっくり歩いて
のスタートでした、、。
[一方、我々は、、会場内で、、牛や鹿を見つけて、、

一緒に記念写真などを撮ってるうちに、、
も〜、、阿部さんが帰ってきました、、。

上位でゴールです、、。
スタートは、、後ろのほ〜だったのに、、そ〜と〜足が速いですね、、。(ウォークなのに、、多くの人が走ってた、、)
聞いたら、、何とかっていう空手を、かなり真剣にやっていたそ〜です、、。(有段者””)
ホームレスの人は歯が悪い人が多いのだケド、、彼の場合は、、空手で前歯を折ったのだそ〜です、、。

↑ゴールした阿部さんを笑顔で迎える、スタッフ、佐トエリさん、、。
その後、、リレー競技もありましたが、、各チーム、、真剣に走っていて、、迫力でした、、。




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出店(オーストラリア・ビーフを焼いて売ってました)の列に並ぶ人たちの前で、、BI誌販売をしていたら、、
スタッフの方がお弁当を用意してくれたので、、それを食べて、、
その後で、、他のブースを見に行きました、、。




いつの間にか?ビッグイシューのブースにパソコンが↓



養護施設のブースの前で、、藤田クンが立ち止まって、、
そこのブースの人たちと、、何か話してました、、。
藤田クンは、、養護施設で育ったので、、懐かしかったのかもしれません、、。
「いつから養護施設にいたの?」と聞いたら、、「生まれた時からですよ、、。」と答えました、、。
その後(まだ、競技は続いていましたが、、)、、彼と、、入り口付近に行ってBI誌販売をしましたが、、養護施設の思い出を、、話してくれました、、。
施設では、、野球をやっていたそ〜で、、仲間や先生にイジメられた経験もないそ〜です、、。


ボクが知る限りでは、、
ホームレスの人は、、両親or片親が子供の頃からいなかった人が多いですね、、。(あるいは、、早い時期に一家が離散したり、、)
それも、、人生のスタート地点での、、ひとつのハンデになっているのかもしれません、、。


ボク自身は、、親がいて、、比較的裕福な家庭だったために、、ホームレスにならなかったよ〜なものです、、。(物質的な面では贅沢をさせて貰いました、、。)
子供の頃は、、他の家より、、ウチのほ〜が金持ちだったので、、「自分んちの一族は、、優秀なのかな??」と思っていました、、。
でも、大人になって分かったのは、、ウチの家系で、、優秀だったのは、、丁稚から一代で会社を起こした祖父だけで、、あとの人たちは、、その恩恵を受けていたのでした、、。
まぁ〜。。状況が違っていたなら、、ホームレスになっていてもおかしくない親戚がゴロゴロ、、います、、。(自分が一番、そ〜ですが、、)
でも、ホームレスって、、特別なコトではなく、、ちょっと運が悪かったら、、多くの人はなってしまうんじゃないかな??


親がいるのは、、有りがたいコトですが、、時には大変な面もあったりします、、。
ウチの父は、、ボクが小さかった頃は、、優しかった、、そして、、すでに飲んだくれでした、、。
ずっと、、そのままの、、優しいケド、、ダメな人でいてくれたほ〜が良かったかもしれないのだケド、、
その後、、父は、管理職になってから、豹変してしまいました、、。(父には、きっと、重圧だったのでしょう、、。)
小学校高学年の頃のボクは、、父との確執で、、ひんぱんに自殺を考えている子供でした、、。
転校もあり、、学校では大きなストレスを感じていました、、。
「自分が死んだり、、大怪我をしたら、、家族は悲しんでくれるかな??、、」とか、、
「もし、自分のために泣いてくれるのなら、、命なんて惜しくない、、。」、、そ〜思ってました、、。
何とか、、父との関係を修復したいと、、思い、、色々やってみましたが、、いつも裏切られて惨めな気持ちになりました、、。
それは、、ボク自身の性格に大きく影響を与え、、、深刻な問題を抱える原因となり、、とても苦しい人生となりました、、。


それが、、変わったのは、、つい最近です、、。
父が自分自身の不摂生から、、動けなくなってきて、、頭も、アルコールと老化で、、おかしくなってきた、、。
よっぽど、、知らんふりをしょ〜か?と思ったのですが、、仕事(大したコト、してなかったのですが、)を退めて、、2年半くらい、、面倒をみました、、。
今では、、奇跡的に元気になり、、毎日、、スポーツクラブで、運動をしています、、。
そして、、子供の頃以来、、初めて、、父の態度が変わりました、、。(ある時期からは、、無視されていて、、話かけても、、返事すらしないというか、、振り向きもしないコトが多かった、、)
随分、、長かった、、。
ボクなんかも、、も〜、だいぶ年よりなんだケド、、この年齢になって、、初めて、、子供の頃からの深刻な問題をクリア出来た気がします、、。


今思うと、、子供の時って、、
自分の親を、、立派な人だと思うんですね、、っていうか、、守ってくれる人が必要なんですね、、。
だから、、親と上手くいかない場合、、口では親を批判していながら、、本当は、無意識に自分を責めてる、、。
でも、親も、、大したコトのない、、ちっぽけな1人の人間であるコトが分かった時、、逆に、、良い面も見えてくるし、、もう少し、上手く付きあっていけるよ〜にもなる、、。


ボクは、、自分自身のアイデンティティーを、、家族や一族、、民族や、、学校や会社や、、国家に求めません、、。(苦しみの中なら学んだコトです、、。)
自分は、、自分です、どんなところに生まれよ〜と、、関係ない、、。
そして、、それは、、他人についても同じです、、。
どんな境遇、家系、国、民族に生まれよ〜と、、関係ない、、。
大きな会社に勤めていよ〜と、、ホームレスだろ〜と、、関係ない、、。
その人のありのままを、、受け入れるだけ、、。



注!(民族に誇りを持つのは別に悪いコトではないし、、良い面を受け継ぐのは素晴らしいコトだと思います。、、偏狭な民族主義や、、差別、、権力に都合の良い愛国心が嫌いなのです、、。ありのままの自分を受け入れられないコトが、、何か大きなもの、、強いもの、、父性的なものと、自分自身を同一視したがる原因だと思いますが、、人間のそ〜ゆ〜弱さは、、度々利用されるから、、)




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販売が終わり、、お金の清算、、↓

実は、、ボクなんかは、、間違えて、、バック・ナンバー2冊を自分のリュックに入れて持ち帰ってしまいました、、。
次の日の朝に気が付きました、、。
お金と在庫が合わなくて、、困ったでしょ〜ね、、佐トエリさん、ごめんなさい、、、。


後片付け、、

そして、、競技場には、、人がいなくなりました、、。



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曙橋のビッグイシュー事務所に行くと、、
どこかのメーカーが寄付してくれた靴がたくさんありました、、。
何か、、欠陥があるB級の商品らしいのですが、、
ボクなんかには、、どこが悪いのか??全然分かりませんでした、、。
メーカーにかけあって、、B級品or型番落ち商品を貰う、、というのは、、コーチングのKさんのアイデアだったかな、、??


藤田クンも、、「ギターを弾きたい、、」って、言ってたので、、簡単なロックンロールのベース・ラインを教えてあげました、、。

ちゃんと、弾けるよ〜になったら、、誰か?エレキ・べース寄付してくれないかな??
いらなくなった楽器ないですか?




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FITに参加して下さったみなさん、、ホント〜に有難うございます、、。
感謝します、、。


外資系の企業がほとんどなので、、やはり外国人も多かったですね、、。
色んな国の人たちが、、家族連れなどで、、来て、、リラックスして楽しんでて、、
そして、、それが、、チャリティーに繋がる、、というのは素晴らしいですね、、。
人種や民族が違っても、、
生活習慣や考え方に違いがあっても、、
人間の根本的な善意の部分、、というのは、、同じだと思います、、。